オーストラリアで4カ月過ごした留学後の優雅な日常

日常あったことをとにかくつらつらと書くだけのブログです

血塗られたダイヤモンド

こんばんは。ともです。

こうやって、何か思ったことがあれば

ブログに書きだして、そのとき、その瞬間に思ったことを

忘れないようにします。

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今日、授業で”ブラッド・ダイヤモンド”という

レオナルドディカプリオ主演の映画を観ました。

 

血や暴力が出てくる映像は苦手なので

本当は観たくなかったのですが

実際に観てみると

すごく考えさせられるものがありました。

 

ダイヤモンドといえば

キラキラ輝いていて

特別な日に、大切な人にプレゼントするもの。

 

そのくらい希少価値が高くて

お値段も張るもの。

 

一生の愛を誓うときに

指輪にちょこっとダイヤを付ける人は

少なくないのではないでしょうか?

 

でも、じゃあこのダイヤ、

どこから来ているの?

と質問されて

一体どれくらいの人が答えられますか?

 

最近ではかなり減ってきていますが、

この映画の題材となっているのは

シエラレオネの”紛争ダイヤモンド”です。

 

シエラレオネ反政府軍RUF)は

ダイヤを密輸して利益を出して

そのお金で武器を輸入します。

 

そして、内戦が起こります。

 

消費者は紛争ダイヤモンドなどとは知らず

高いお金を払ってダイヤを買うので

当たり前ですがダイヤの需要は高いのです。

 

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戦争は本当に残酷なもので

”選挙に行くのは手があるからだ!”

と、一般市民の手や足を切り落とし

何食わぬ顔で人の命を奪います。

 

成長期真っ盛りの希望に溢れた少年を拉致し

教育ではなく、暴力や薬物を与え

冷酷なキラーへと仕立てていきます。

 

同じアフリカ人なのに

人を人と見ていない、

少しでも逆らうものは銃殺。

もしくは首つり。

 

これが本当に人間のすることなのか?

と、終始疑問で仕方ありませんでした。

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何が、人間を変えてしまうのでしょうか?

生まれたときはみんな平等に人間なのに

何がそこまで残酷なことをさせるのでしょうか。

 

今まで、残酷なニュースや戦争の話しを聞くたびに

何度もこんなことを考えてきました。

でも、答えは未だに出せません。

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世の中、答えが出ないことの方が

圧倒的に多いです。

でも、私の勝手な意見ですが

”戦争をしてはいけない”という

認識だけは、一致していてほしい。

 

大切な人が引き離されて

まるでおもちゃのように殺されて

人の心に深い傷を残して

国の未来も奪ってしまう戦争は

 

恐怖と新たな憎しみを生み出し

人々の心に喪失感を残していくだけです。

 

そして、覚えておいてください。

 

もしかしたら自分たちが

間接的に戦争に加担してしまっているかも

しれないということも。

 

ダイヤモンドでなくても

何気なく買っている食べ物、洋服。

それは誰かの犠牲の上に成り立っているものかも

しれません。誰かの死の上に成り立っている

ものかもしれません。

 

”消費する”ということは

それを”支持する”ということです。

 

先ほども言いましたが

欲しい!と言っている人(消費者)がいるからこそ

供給が生まれるのです。

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世界には、まだまだ危険な地域がたくさんあります。

もちろん、たくさんの犠牲者もいます。

 

戦争をなくす、なんて

そんな大きな夢は語れません。

 

何で戦争が起きるんだろう…

とあなた一人が嘆いたところで

世界は何も変わりません。

 

でも、日々の消費をちょっと見直すことは

できるのではないでしょうか。

このコーヒー、どこ産だろう、

とか、このチョコレート、

誰が作っているんだろう

とか…。

 

その国を知るきっかけにもなるし

あなたのお金が、人を殺すことに

使われることも防ぐことができます。

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私は、今日の授業をきっかけに

少しずつ世界のことを知っていく努力をします。

 

そしてこうやって、作品をきっかけに

世界のことを考える人が増えて

いけばいいなぁと、思っています。